城北線

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城北線安全報告書

1. ごあいさつ

平素は鉄道事業に対してご理解とご支援をいただき感謝申し上げます。

平成29年度も、大きな輸送障害もなく安全で安定した輸送を提供することができました。

私たちは、開業以来、「安全で信頼される輸送機関」として、「絶対事故は起こさない」という強い決意のもと、地域交通の担い手として職責を果たして参りました。

城北線の経営環境としては、非常に厳しいものがありますが、今後も鉄道事業の原点である安全・安定輸送を最優先課題として取り組んで参ります。引き続きのご支援をよろしくお願い申し上げます。

この報告書は、鉄道事業法に基づき、株式会社東海交通事業城北線における輸送の安全確保のための取り組みを紹介するものです。

代表取締役社長 竹中正俊

城北線のキハ11形車両

2. 安全基本方針

安全を確保するための基本的な方針として行動規範を定め、全社員が一丸となって、安全で安定した輸送の提供に向け取り組んでいます。

行動規範
  1. 安全の確保を最優先とし、一致協力して、輸送の使命を達成することに努める。
  2. 輸送の安全の確保に関する法令及び規程類をよく理解するとともに、これを遵守し、厳正かつ忠実に職務を遂行する。
  3. 常に安全に関する知識や技能の習熟に努める。
  4. 職務の遂行に当たっては、確認の励行と連絡の徹底に努め、疑わしいときは、遺漏なく考えて、最も安全と思われる取扱いを行う。
  5. 事故・災害等が発生したときは、併発事故防止とお客様の救護を最優先に行動し、速やかに安全かつ適切な処置を行う。
  6. 常に輸送の安全に関する状況の把握に努め、情報は、漏れなく迅速かつ正確に伝達し、情報の共有化を図る。
  7. 常に問題意識を持って行動し、業務の見直しが必要な場合は、積極的に対処する。

3. 安全重点実施事項

運転事故防止及び労働災害防止に関する取り組みについては、年度毎に重点実施事項を定めています。29年度は、以下のような重点実施事項を定め、着実に実施することにより、社員一丸となって、運転事故防止・労働災害防止に取り組みました。

平成29年度の重点実施事項
運転事故防止
  1. 規程、マニュアル類の遵守、基本動作の徹底
  2. 運転士・輸送指令員の教育・訓練の充実によるレベルアップ
  3. 重大事故の防止
  4. 車両・設備に係わる事故防止
  5. 設備点検・工事に係わる事故防止
労働災害防止
  1. 労働災害の根絶
  2. 重大事故の未然防止
  3. 交通事故防止
  4. 健康管理

4. 安全管理体制

組織図

役職 役割及び権限
社長 輸送の安全の確保に関する最終的な責任を負う。
鉄道部長(安全統括管理者) 輸送の安全の確保に関する業務を統括管理する。
輸送課長(運転管理者) 安全統括管理者の指揮の下、列車の運行、運転士の資質保持、その他運転に関する事項を管理する。
輸送課担当課長(乗務員指導管理者) 運転管理者の指揮の下、運転士の資質の保持及び向上に関する事項を管理する。
技術課長 安全統括管理者の指揮の下、施設・電気に関する事項を管理する。
車両担当 安全統括管理者の指揮の下、車両に関する事項を管理する。
総務部長 輸送の安全の確保に必要な設備投資、要員に関する事項を掌理する。
監査部長 安全管理体制の状況について、内部監査を実施し、改善事項を社長、安全統括管理者に報告する。
鉄道安全推進会議

社長を含めた会社幹部と鉄道部管理者を構成員とした鉄道安全推進会議を定期的(年4回)に開催しています。

事故防止対策、安全対策を更に推進するため、管理部門と現場部門がコミュニケーションを図ることで、事故の未然防止と安全安定輸送の構築に向けて取り組んでまいります。

鉄道安全推進会議

内部監査の実施

運輸安全マネジメントに基づき内部監査を平成29年5月に受監しました。鉄道の使命である安全・安定輸送に関する指導事項はありませんでした。

会社幹部による訓示、現場巡回

社長はじめ会社幹部が安全輸送期間(ゴールデンウィーク、夏季、年末年始)前に社員に訓示を行い、現場巡回により安全管理状況を確認し、輸送の安全確保に努めています。

会社幹部による訓示(安全輸送期間)

5. 安全対策の実施状況

車両・設備の維持、更新

安全・安定輸送を鉄道輸送の最重要課題と位置づけ、車両・地上設備の安全性の維持・向上のため、29年度は約1,100万円の安全投資を行いました。

車両の定期検査

定期的に各種車両検査を実施し、不具合箇所の修理や老朽部品の交換を行うなどして、車両故障の未然防止、安全性の向上を図っています。

車両の定期検査(交番検査)

ドクター東海(軌道検測車)運転

年1回、ドクター東海(JR東海所属)の運転による軌道検測を実施し、軌道設備を適切に管理しています。

ドクター東海による検測

駅照明設備のLED化(比良駅)

駅照明のLED化を実施しました。これにより、ホームの視認性が向上し、安全性の向上が図られる ことになります。29年度は比良駅の照明のLED化を実施しました。

ホームのLED照明

アルミカートの更新

線路巡回や保守検査に使用するアルミカートについて更新を行いました。地上設備の一層の安全確保に向け、取り組んでまいります。

新アルミカート

教育・訓練

当社では定期的に教育・訓練を実施し、知識・技能と異常時対応能力の向上に取り組んでいます。ポイント故障時の手動扱い訓練や、地震発生を想定した地震防災訓練、レール折損時の応急処置訓練を毎年実施しているほか、29年度は鉄道の模型を活用した異常時取扱訓練も実施しました。

レール折損時の応急処置訓練

地震防災訓練(軌道・構造物確認訓練)

地震防災訓練(旅客避難誘導訓練)

鉄道の模型を用いた異常時取扱訓練

6. 平成29年度 事故等の発生状況

平成29年度は鉄道運転事故、インシデントともに発生はありませんでした。また、輸送障害については2件発生いたしました。

(1) 鉄道運転事故

発生はありませんでした。

(2) 輸送障害

○部外原因1件

JR設備故障(発生日時 平成29年12月12日 8時00分)

概況:JR東海道線の枇杷島~名古屋駅間にて発生したパンタグラフ及び電力設備の損傷、ならびにその復旧作業に伴い、城北線列車も枇杷島駅に進入出来なくなりました。この影響により、10本の列車が運休し、6本の列車に55分~1分の遅れが発生しました。

○災害原因1件

車両災害(発生日時 平成30年1月25日 8時13分)

概況:味美駅に停車中の列車は、ブレーキ等に必要な空気タンクの圧力が上昇しないため発車を見合わせました。この後、車両点検を行い、圧力の上昇を待ち運転を再開しました。これにより6本の列車が運休し、2本の列車に55分から1分の遅れが発生しました。原因は、当日の寒気による車両機器の凍結であることが判明しました。

インシデント(事故の兆候)

発生はありませんでした。

7.「お客さま」との連携

安全で信頼される鉄道をつくるため、皆さまからお寄せいただいた情報は、直ちに状況を確認し、状況に応じて社員指導や必要な安全対策の検討を行っていきます。

「鉄道テロ」対策

持ち主の分からない不審物を発見した場合は、お近くの乗務員または係員にお知らせいただくよう車内ポスター等で啓発活動を進め、お客さまのご協力を呼びかけております。

お客様へのお願い

8. 連絡先

安全報告書へのご感想、当社の安全への取組みに対するご意見をお寄せ下さい。

連絡先

TEL 052-504-3002 FAX 052-504-3006
(月~金 9:00~17:00)

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